事業案内

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安全で環境にやさしい溶融亜鉛めっき

鉄鋼製品は、経済性・加工のしやすさから各種分野で利用されていますが、さびに弱いという欠点があります。地球資源の有効活用という観点からも、鉄鋼製品への腐食対策(防食)はますます重要になっており、この防食には当社の”溶融亜鉛めっき”が最適です。

溶融亜鉛めっきは、鋼材の表面に亜鉛の被膜を形成することにより、鋼材の腐食を抑制するめっき方法です。成瀬鋼業では高度な品質管理の下、 お客様に満足いただけるよう、高品質・短納期で柔軟なサービスを提供いたします。

出荷までの流れ

めっき加工ができる大きさは形状によって異なりますので、お気軽にご相談ください。
・ ボルト、ナット類のファスナー
・ 建築部材、アングル、チャンネル加工品など

 
耐食・防食・耐久性に優れた溶融亜鉛めっきは、空港、道路、橋梁、鉄道、鉄塔、各種建築現場など、様々な場面で活躍しています。

施工実績

新国立競技場 / 東京スカイツリー

成瀬鋼業でめっきされた製品は、様々な建築現場に使用されております。

製品の形状上、なかなか目につかない製品が多数ですが、大型建築物件にも多数採用されております。地元東京では、新国立競技場やスカイツリーの物件でも採用していただきました。

成瀬鋼業のめっきは、普段は気づかれませんが、様々な場面で皆様と接しており、社会インフラを守っております。
 

RoHS指令にも対応

成瀬鋼業の生産する溶融亜鉛めっき製品は、創業時より主原料の亜鉛を最純亜鉛地金にこだわり、亜鉛浴中の鉛・カドミウム成分を極力少ない状態で生産することによりRoHS指令にも対応しております。
(鉛 1,000ppm以下、カドミウム100ppm以下)
社会への貢献とともに、環境問題にも目を向け、生産活動を行ってまいります。

優れた性能をもつ「溶融亜鉛めっき」

高い耐食性

溶融亜鉛めっきは、鉄鋼製品の表面に亜鉛の保護被膜を作り電気化学作用(ガルバニックアクション)によって高い防錆効果が得られます。
そのため大気中や海水中、土壌中においても、優れた耐食性能を発揮します。(表1)

密着性が高く耐久性に優れる

溶融亜鉛めっきは他の塗装と違い、鉄素地と亜鉛の合金化反応により密着しておりますので、過激な衝撃や摩擦以外に剥離することはなく、高い耐久性をもたらします。(表2)

※表2
最上部のη(イーター)層は軟らかく、 強靭で延展性に富み変形加工を受けても破れないのが特徴です。 ζ(ツェーター)層は被膜層中もっとも顕著な結晶をもつ柱状組織です。δ1(デルターワン)層は緻密な組織と複雑な構造をもち、 靭性・延性に富んでいるのが特徴です。

ムラなく圴一なめっき加工

成瀬鋼業ではめっき槽に浸漬してめっきを行いますので、パイプの内側や、タンクの内面などの、目に見えない部分や手の届かない部分でも完全に均一なめっきができます。

高い防食性

溶融亜鉛めっきを行うと、長期間にわたって防食効果がありますので(地域差があります)補足的な防食手段はほとんど必要ありません。理論的には、表面の亜鉛めっき層が電気化学作用により完全に消耗されつくすまで鉄鋼製品を錆から守りますので、長期の防食を目的とする場合、他の防錆法と比較して最も経済的に富んだ方法です。

鉄地の保護に優れる

鉄鋼製品の表面に施された亜鉛めっき被膜は、外部の腐食環境より鉄鋼製品を保護する保護被膜となります。
さらに亜鉛めっき被膜が破損して鉄素材が露出しても、その周囲の亜鉛が電気化学作用(ガルバニックアクション)を起こして鉄素地を錆から守ります。(表3)

他の塗装と比べた場合、錫めっき、ニッケル、クローム等の金属被膜又は塗装による被膜は、単に大気を遮閉する働きをするだけで、被膜が破れると鉄地の腐食を促進する欠点がありますが、溶融亜鉛めっきは鉄の上に密着性のよい連続した被膜をつくり、外部の腐食環境から鉄を遮断する遮閉帯としての作用を果たすうえ、腐食が始まり被膜部分が破れても、亜鉛めっき部分が自らの犠牲となって鉄地の腐食を防ぎます。
 

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